ヨガとうま味

現在、世界中に推定3億人以上の実践者がいると言われるヨガ。

呼吸と瞑想を基本とし、全身を使ったポーズをとって心身を健やかに保つためのエクササイズである。

「ヨガ」という言葉は、サンスクリット語で「牛や馬にくびきをつけて車に繋ぐ」という意味の動詞「Yuj」が語源で、「繋がる、結ぶ」「調和」を意味している。

ヨガの歴史

インダス文明で誕生したと言われる当時のヨガは、瞑想と座法を中心とした静的な修行の一種で、仏教以前のインド仏教にも取り入れられていた。

現在行われているヨガのルーツは12〜13世紀に誕生した「ハタ・ヨガ」で、生理的・身体的な修養を軸とした動的なヨガである。そして現在も新しいジャンルのヨガが次々と生まれている。

ヨガの健康効果

ヨガは従来の運動ほど有益ではないと考えられていたが、近年ではさまざまな効果があることが研究によりわかっている。

筋力の強化、バランス感覚の向上、血糖値の調整、血行改善、認知力の向上、などの身体の健康増進はもちろんのこと、呼吸の改善や内観によるリラックス効果と、その波及効果は大きい。それらは睡眠改善や人間関係の再構築、マインドフルネスの向上など、ライフスタイルに良い影響を及ぼすだろう。

食事とは生命への愛ーヨガと食事

心のコントロールを目的とし、心と身体は常に繋がっていると考えるヨガでは、食事もヨガの実践のひとつだと考えられている。

ヨガとともに発展を遂げてきたインドの伝統生命医学”アーユルヴェーダ”でも、食べ物は身体だけでなく心の性質にも影響するとし、未病を食で治すのが最上の医師とされている。中医学の”薬食同源※”とも共通している。

ヨガにおける食事は、瞑想のための食事という点においては禅と同じで、ハタヨガの教典でも「節食」を説いている。

”バターと甘味を持って味付けされた食事、胃の4分の1を空けておくこと、ただ生命の愛だけから食事をすること、これが節食といわれるものである。(ハタヨガ・プラディーピカー1章58節)”

生命を与えられている私達にとって食事は自分の体への愛であること、食卓の命をありがたくいただく行為であるとしている。

ヨガの修行道場であるアシュラムにおいても、生活全般や食事にまつわる行為は修行であり、食事中の会話が禁止されているのも禅と似ている点である。

ヨガとうま味

精神を鎮静化させる実践を行うヨガ修行者にとって最適な食事は、心と身体をクリーンに保ちコントロールしやすい食事、つまりヨガの実践を邪魔しない食事である。

食事の回数は1日2度に抑え、消化が良く少量で十分に得られる食物が適切だとされている。味も淡白で油分が控えめ、新鮮で刺激の少ない食べ物が好まれている。

刺激を求めるのではなくじっくり味わうこと、今あるものに感謝すること。そして穏やかで安全でホリスティックであることなど、ヨガとうま味の間には共通点がある。

多量の塩分や糖分、脂分は、多幸感が得られる一方で不安も加速させてしまう。

うま味を引き出した身体に優しい食事を摂り、瞑想やヨガによって内観することは、ストレス軽減や疲労回復、免疫力向上に繋がり、満足感が得られる。

不安になったときにチョコレートに手を伸ばすのではなく、不安な気持ちに正しく対処できるようになるのがヨガである。

毎日でなくとも、例えば週末のリラックスタイムに取り組んでみてはどうだろうか。

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